Business | ボイストレーニングなど声を使ったサービス提供 |
Category | DVDパッケージ・盤面のデザイン |
History | 代表 江頭幸宏様のアーティスト復活ライブを収録したDVDのデザイン |
ご要望
- DVDを見てもらい、後は感じるまま自由に作ってほしい
ご提案
- DVDをひととおり拝見し、最後に出てくる花束のイメージが残りました。色とりどりのお花が集まる、そして、大切な人に贈る。ここから、「大切な人に贈るDVD」として打ち出すことをご提案(自分が視聴する用と贈り物用として、たくさんご購入いただけることも狙い)。
- ライブプログラムの章ごとに色を感じ、裏面はその章と色をデザイン。
- Live session(ライブセッション)。聴く・観るだけで、体と心が整う、そういったライブ。フォントで歌の弾みやリズム感を。背面にまで文字をはみ出させることで自由に拡張するイメージを。
制作秘話
1. 花束=大切な人に贈る
収録された全15曲。江頭様が歌っているのを、見ながら聴きながら感じながらの制作。
動画の要ともいえる「♪春の歌」という曲(ウカスカジーというミスチル桜井さんがいるバンド)を初めて聴いたのですが、とっても大好きになりました。しばらくずぅーーーーっとこれをリピート。江頭様がこの曲の一部を作詞されたりと、その部分がまたとっても素敵でした。
この15曲、聴きながら私は一曲一曲を感じながらその曲の色をイメージしていきました。
- 第1章「自信」の3曲は、緑→ピンク→水色
- 第2章「理想」の2曲は、藍→黄
- 第3章「祈り」の2曲は、白→紫
- 第4章「意識」の2曲は、赤→青
- 第5章「統一」の2曲は、ベージュ→オレンジ
- 第6章「回帰」の2曲は、金→緑
と、きたことろで「緑色! 第1章の一曲目の緑に繋がった! 一周した♪」と嬉しくなり。そのままアンコールの2曲へ進むとピンク。そして最後の曲「春の歌」は全部の色がばぁー!!っと現れてお花が咲き乱れたように感じました。
そうか、1曲1曲がいろんなお花で、最後の曲は全部をまとめた花束みたいな感じ。このDVDは花束みたい……と思っていたら、なんとアンコールが終わり閉幕の直前に幸宏さんにとっても大きな花束が!
「うん、これだ」と思い、「この花束のお花は、全部の曲の色。この花束はこのLIVEで、このDVDそのものだっ」というところから、花束=大切な人に贈るというところに辿り着き。
このDVDにはこれからを生きるヒントがぎゅっと詰まっているから、(自分も含めた)大切な人に贈りたくなる!!
私の中で、デザインの方向性がカチッとはまりった瞬間でした。
そこで、DVDのタイトル「息吹と再生ーZERO地点ー」にも繋がる・・・
- 大切な人にプレゼントしたいDVD
- 新しく旅立つあの人に
- 元気を出して欲しいあの人に
- 春を迎えるあの人に
- 再び歩き出すあの人に
をテーマに完成しました。
2. Live Session
Live Session(ライブセッション)。
音楽でいう「セッション」とは「ミュージシャン達が集まって演奏すること」。そこの、カウンセリングやコーチングetc が行う「セッション」、も融合された今回のライブセッション。
フォントは、ト音記号の雰囲気があるものを選び音楽感を出しています。少し角度をつけて配置することで音楽の「ワクワク」といった飛躍感を。
中央部分は背表紙になりますが、ここまで文字を飛びださせていることで飛躍感をだし、おしゃれ感も高めています。
また、「i」の丸部分を♪(音符)にすることで「音楽」というイメージをより与えています。
3. 15曲のイメージ色で一周
先に書いたとおり、15曲を聞きながら、色をイメージ。アンコールをのぞくと緑から緑で1周したので、第6章までのタイトルの周りに色を1周させました。
少し透過させ、バックのお写真の黒色と相まってステージを照らすスポットライトのように仕上げました。目を閉じうつむく江頭様が思い馳せるような様子とのランスも良くとれたかと。
4. ZERO地点
タイトルの「ZERO地点」部分は線を引き、0地点をイメージ。裏表紙にもそのまま色を反転させた黒い一本の線を引き、統一感を出しています。
表紙、この黒い背景部分はZERO、「土」「土台」「根」といったイメージで。その上白い部分が「息吹」「表」「外」といったイメージも含ませています。
5. 目に見えるものがなにも全てじゃないと気付いてる
このフレーズは、江頭様が作られた歌詞。私の心に残ったフレーズです。きっと他の方にも同じように、心のフックになる言葉だろうなと感じ、表紙の目に止まる部分に入れ込みました。